研究主任の酒井大輔医師が筆頭著者である論文が、学術論文雑誌のJournal of Neurosurgery Spine誌にアクセプトされました。
論文名「Simultaneous translation on two rods improves the correction and apex translocation in adolescent patients with hypokyphotic scoliosis」
DOI link: https://doi.org/10.3171/2020.8.SPINE201232
思春期特発性側弯症に対する従来の一般的な術式であるロッドローテーション技術（RR）は、冠状面における側弯矯正が良好である一方、特に術前の胸椎後弯角が20°以下のHypokyphosis例では、理想的な胸椎後弯や胸椎後弯頂点の位置を獲得することが難しいという課題がありました。
今回の報告は、２本のロッドを用いた同時移動法（ST2R）の適用により、そのような症例において、胸椎後弯頂椎の改善を含む変形の3次元的矯正が可能であることを示しました。
