現在、世の中には多彩な保存療法が存在してますが、根治的な治療法がないのが実情です。
また、手術療法を行った場合は、症状のある部位を医療用ねじで固定してしまうため、時間が経つと固定した隣の部位に同じような変性疾患が生じてしまう可能性があります。
本研究が従来の治療法と大きく違うところは、椎間板を「再生」させる、つまり悪くなる前の状態にもどしてあげる治療法となることです。今までの保存療法のような対処療法ではなく、手術をしない根治療法となる可能性が高いのです。
さらにこの新しい治療法の特徴は、特許を取得している基礎技術をもちいて椎間板の細胞をとり出すことで、再生能力の高い細胞を選択して取り出すことが可能となります。
髄核細胞を取り出すための椎間板の組織からは、ほんのわずかしか髄核細胞が収集できないという問題点があります。しかし、本研究は組織を培養して増やす方法にも取り組んでおり、培養にかかるコストをできる限り削減し、低コストで産業化を行えるよう努力しています。